■05/05(日)~05/11(土) のセキュリティ関連情報
目 次
【1】スマートフォンアプリ「OfferBox」に秘密鍵がハードコードされている問題
【2】DHCPのオプション121を利用したVPNのカプセル化回避の問題
【3】Google Chromeに複数の脆弱性
【4】BIG-IP Next Central Managerに複数の脆弱性
【5】GitLabに複数の脆弱性
【6】トレンドマイクロ製ウイルスバスター クラウドにファイルリンク解決処理の不備
※紹介するセキュリティ関連情報の選定基準は以下のページをご覧ください。
https://www.jpcert.or.jp/wr/
【1】スマートフォンアプリ「OfferBox」に秘密鍵がハードコードされている問題
情報源
https://jvn.jp/jp/JVN83405304/
概要
株式会社i-plugが提供するスマートフォンアプリ「OfferBox」には、JWTの秘密鍵がハードコードされています。この秘密鍵は2024年5月8日に開発者によって無効化されており、対策前のバージョンであっても本脆弱性の影響は受けません。そのため、ユーザーは本脆弱性への対応について自発的行動を取る必要はありません。
【2】DHCPのオプション121を利用したVPNのカプセル化回避の問題
情報源
https://jvn.jp/ta/JVNTA94876636/
概要
DHCPのオプション121をサポートする環境でVPN接続する場合、トラフィックの宛先を強制的に変更し、VPNトンネル外に送信することでカプセル化を回避することができる問題(CVE-2024-3661)があります。RFC 3442仕様に従ってDHCPクライアントを実装し、DHCPのオプション121をサポートするオペレーティングシステムかつルーティングルールのみに依存してホストのトラフィックを保護するVPNを利用している場合、VPNを使用していない状態となったり、平文通信しているとすべての通信内容を取得されたりする可能性があります。VPN実装者が実施できる対策およびユーザーが実施できる対策について、情報源を確認のうえ対処を検討してください。
関連文書
https://www.leviathansecurity.com/research/tunnelvision
【3】Google Chromeに複数の脆弱性
情報源
https://chromereleases.googleblog.com/2024/05/stable-channel-update-for-desktop_9.html
概要
Google Chromeには、複数の脆弱性があります。この問題は、当該製品を修正済みのバージョンに更新することで解決します。詳細は、開発者が提供する情報を参照してください。
関連文書
https://chromereleases.googleblog.com/2024/05/stable-channel-update-for-desktop_7.html
【4】BIG-IP Next Central Managerに複数の脆弱性
情報源
https://my.f5.com/manage/s/article/K000138733
概要
F5 Networksが提供するBIG-IP Next Central Managerには、複数の脆弱性があります。この問題は、当該製品を修正済みのバージョンに更新することで解決します。詳細は、開発者が提供する情報を参照してください。
関連文書
https://my.f5.com/manage/s/article/K000138732
https://my.f5.com/manage/s/article/K000139404
【5】GitLabに複数の脆弱性
情報源
https://about.gitlab.com/releases/2024/05/08/patch-release-gitlab-16-11-2-released/
概要
GitLabには、複数の脆弱性があります。この問題は、当該製品を修正済みのバージョンに更新することで解決します。詳細は、開発者が提供する情報を参照してください。
【6】トレンドマイクロ製ウイルスバスター クラウドにファイルリンク解決処理の不備
情報源
https://jvn.jp/vu/JVNVU97614828/
概要
トレンドマイクロ株式会社が提供するウイルスバスター クラウドには、ファイルリンク解決処理に不備があります。この問題は、アップデートが自動的に配信・適用されて解決します。詳細は、開発者が提供する情報を参照してください。
関連文書
https://helpcenter.trendmicro.com/ja-jp/article/tmka-12336